20階のカフェテリアで、UCC BLACK無糖缶コーヒーを飲みながら少し驚いた話を思い出していました。
米サンフランシスコで「人を雇うな」と掲げたAI企業が、大炎上しながらも一気に知名度を上げたという事実。
過激に見えますが、彼らが狙っているのは「営業の時間の使い方」を変えることらしい。
今朝はその話を、仕事の感覚と重ねてみたいと思います。
営業は、見込み客探しから提案、契約、フォローまで、いくつもの工程が連なっています。
これまでもAIはメール作成やデータ整理など一部を支援してきました。
ただ、それはあくまで補助。
人の代わりになる、とはまだ言い切れない段階でした。
英国出身の若き起業家が率いるArtisan(アメリカ、サンフランシスコ)は、営業プロセスの大半を自律的に動かすAIエージェント「Ava」を開発しています。
大量の企業データをもとに、対象顧客を絞り込み、個別メールを生成し、面会の設定まで自動化する。
同社によれば、導入企業では新規顧客獲得効率が大きく伸びたといいます。
「人を排除する」のではなく、「人がやらなくてもいい作業を肩代わりする」という発想です。
このAIは24時間稼働し、多言語にも対応。
しかも月額制で中小企業も利用できる価格帯を目指しています。
営業担当者は、顧客との関係づくりや高度な商談に集中できる。
繰り返しのメール送信やリスト精査に追われる時間が減るだけで、仕事の重心はずいぶん変わるはずです。
もちろん、複雑な交渉や信頼の醸成まで完全に置き換えられるわけではありません。
ただ、「どこまでが人の仕事か」という境界線は、静かに動いているように感じます。
営業の本質は、信頼を積み重ねること。
そのための時間をどう確保するかが、これからの差になるのかもしれません。
朝の短いひととき、今日の仕事で「自分しかできないこと」は何だろうと考えていました。
コーヒーが冷めないうちに、少しだけ働き方を見直してみるのも悪くないですね。


