はじめに
今朝のサイフォンコーヒー、少し深煎りにしすぎたかな。苦味が強いですが、目が覚めます。
実はさっき、面白い記事を読んでいたんです。「人的資本開示アワード」の話なんですが、ご存じですか? 企業が「人」にどう投資しているかを公開する義務ができて3年、ようやくその「中身」が見えてきたようです 。
私たちの毎日の仕事が、会社の数字とどうつながっているのか。ちょっと気になりますよね。
背景
これだけ将来が不透明な時代だと、過去の売上や利益だけを見ても、その企業の「次」が予測しにくくなっています 。
だからこそ、投資家たちは「人」を見ているんです。人材こそが難局を切り拓く力であり、そこにお金をかけている企業には成長のストーリーがある、というわけですね 。ただ、「社員を大事にします」と言うだけなら誰でもできる。それをどうやって客観的な「事実」として証明するか。そこが企業の悩みどころだったようです。
メインテーマ
今回、私が膝を打ったのは、受賞した企業たちが「きれいごと」ではなく、徹底的な「データ」と「論理」で勝負していた点です。
例えば、金賞のANAホールディングス。「働きやすさ」や「エンゲージメント」といった、ふわっとしがちな人事施策が、最終的にどう「売上」や「PBR(株価純資産倍率)」に効いてくるのか。その因果関係を、驚くほど緻密に可視化していました 。
人事の施策と会社のサイフが、一本の線でつながった感覚です。
具体的な事実
具体的に何をしたかというと、ANAはなんと520種類もの指標を使って仮説と検証を繰り返したそうです 。その結果、「働きやすい職場」が「いきいきと働ける風土」を生み、それが「生産性向上」を経て「財務数値」につながるルートを証明してみせました 。
また、銅賞のカルビーの視点も興味深いものでした。新規事業を切り拓く「ベータ人財」だけでなく、既存事業を支える工場勤務などの「アルファ人財」も定義し、その双方が信頼し合うことで企業価値が上がると定義しています 。工場の現場を支える7割の社員を置き去りにしない、地に足のついた分析です 。
銀賞のCCIグループ(北國銀行など)に至っては、新ビジネスに必要な人材が目標に対して「22%足りていない」というギャップまで正直に公開しています 。この潔さが、逆に「本気で変えようとしている」という信頼につながっているんですね。
まとめ
自分の仕事が、大きな地図のどこにあって、どう会社の未来を作っているのか。それが数字で見えると、少しやる気の出方も変わってくる気がしました。
さて、コーヒーも飲み干しましたし、そろそろ行きましょうか。私たちも、今日の現場でそれぞれの「価値」を作るとしますか。


