今朝はダイドーブレンド ブラック (世界一のバリスタ監修)の缶コーヒーを飲みながら、少し面白い数字を思い出していました。
サンリオの北米事業が、わずか数年で売上を大きく伸ばしたという話です。
一時は長く低迷していたのに、なぜ持ち直したのか。出社前のこの時間に考えてみると、私たちの仕事にも重なる視点がある気がしたのです。
かつて北米ではセレブ人気をきっかけにブームが起きました。しかし量販中心の拡販で「どこにでもある存在」になり、勢いは失速します。
追い打ちをかけたのが、ウォルト・ディズニーの映画『アナと雪の女王』。圧倒的な物語と広告投下で売り場を席巻しました。
外部環境に左右され、自分たちで人気をコントロールできない。そこに課題があったようです。
転機は、「接点を自分たちでつくる」という発想でした。
リアルでは北米各地にハローキティカフェを展開し、世界観を体験できる場を用意する。デジタルではSNSやUGC(ユーザー生成コンテンツ)を後押しして、さらにオンラインゲーム「Roblox」を“放課後の遊び場”として活用する。
物販だけでなく、体験と露出を循環させる構造に組み替えた。そこが核心だと感じました。
UGCは企業発信の何倍にも広がることがあるといいます。ファンが写真を投稿し、思い出を共有する。その積み重ねがブランドを支える。
さらにキティ一強から複数キャラクター体制へ。収益構造も安定しつつある。
派手な物語より、日常の中で何度も思い出してもらうこと。これは営業でも商品企画でも同じかもしれません。単発のヒットより、接点の総量をどう設計するか。そんな問いが浮かびました。
ブームは外からやってきますが、関係性は自分たちで築くもの。
朝の静かな時間にそんなことを考えていると、今日の仕事でも「接点をつくれているか」が少し気になってきます。
もう一口このおいしい缶のブラックコーヒーを飲んでから、オフィスに向かおうと思います。


