仕事前にカフェテリアでタリーズコーヒー BARISTA’S BLACK (バリスタズブラック)を飲みながら、昨日の同僚が言った言葉を思い出しました。
「最近は春闘で5%台の賃上げってよく聞くけど、生活はあまり楽になっていない気がするよね」と。
確かに、日本では賃上げが続いているのに、実質賃金は伸び悩んでいます。2025年には実質賃金が1年以上マイナスになった月もありました。
数字だけ見ると賃金は上がっているのに、なぜ生活の実感は変わらないのか。朝のコーヒーを飲みながら、その背景を少し考えていました。
背景
ここ数年、日本の春闘では5%前後の賃上げが続いています。物価上昇に対応するため、企業も労働組合も「高水準」と呼ばれる賃上げを進めてきました。
ただ問題は、その多くが物価上昇の後追いになっていることです。
モノやサービスの値段が上がり、そのコストをカバーする形で賃上げが行われる。すると賃金が増えても、同時に生活コストも上がる。そんな循環が生まれています。
メインテーマ
こうした状況を象徴する言葉として、最近よく聞くのが「実質ゼロベア」です。
日本の賃上げは主に「定期昇給」と「ベースアップ」で構成されます。
ところが長い間、ベースアップは抑えられ、定期昇給だけが中心になってきました。
つまり企業の生産性が上がっても、その分が賃金に十分反映されていない可能性があるというわけです。
具体的な事実
ある分析では、日本の時間当たりの生産性は1990年代以降かなり上がりましたが、実質賃金はそれほど伸びていません。
増えた利益の多くは、株主還元など別の形で配分されてきた面もあります。
そのため最近の春闘では、「原資の配分」を見直そうという声も出始めています。
たとえば企業の中には、賃上げを一律ではなく、個人の成果に応じて配分する考え方を強める動きもあります。
賃金の問題は、単に上げるかどうかだけではなく、どこから生まれた価値を、誰にどう配るのか。そんな話になってきているのかもしれません。
Summary
朝のニュースで「賃上げ」という言葉を見ると、つい景気の話のように感じます。
でも本当は、企業の利益や働き方の価値をどう分けるのかという、もっと根っこの話なのかもしれません。
そんなことを考えながら、コーヒーを一口。さて、今日の仕事では自分の価値をどう生み出そうかと、少しだけ背筋が伸びた朝でした。


