Introduction
今朝も出社前にジョージア Black缶コーヒーを飲みながらニュースを眺めていたら、少し気になる話がありました。
EVや風力発電に欠かせない「レアアース」の供給をめぐり、世界の関心がミャンマーに集まっているという話です。
しかも、世界で流通する重要な重希土類のかなりの割合が、ミャンマー由来だという指摘もあるそうです。
クリーンエネルギーの時代に、なぜミャンマーなのか。
その背景を少し考えてみたくなりました。
背景
レアアースは、電気自動車や風力発電のモーターに使われる高性能磁石に欠かせない材料です。
戦闘機やミサイルなどの軍事技術にも使われるため、各国にとってはエネルギーだけでなく安全保障にも関わる資源になっています。
ただ、この分野は長く中国が圧倒的な存在でした。
採掘量でも精錬でも世界の供給を握っているため、各国は「中国以外から調達できる場所」を探してきたわけです。
そこで浮上したのがミャンマー北部でした。
メインテーマ
ミャンマー北部のカチン州は、中国雲南省と接する山岳地帯です。
ここで中国系企業がレアアースを採掘し、中国で精錬するというサプライチェーンが出来上がりました。
つまり、表向きはミャンマーの資源ですが、実際には中国のレアアース供給を支える重要拠点になっていたわけです。
ところが、2021年の軍事クーデター以降、内戦状態となり状況が変わりました。
鉱山の一部を少数民族武装勢力が掌握し、中国の輸入量も減少したとされています。
その隙間に動き始めたのが米国やインドです。
資源の確保をめぐる新しい駆け引きが、静かに進んでいるようです。
具体的な事実
もう一つ気になるのが、採掘の現場です。
監督がほとんど行き届かない地域で鉱山開発が進み、河川の汚染が問題になっています。
タイ北部では、ミャンマーから流れ込む川でヒ素や鉛などの重金属が基準値を超えて検出されたという報告もあります。
クリーンエネルギーを支える資源の裏側で、環境や人権の問題が生まれている。
ビジネスの現場でも、サプライチェーンの「見えない部分」をどう扱うかが問われる時代になってきたのかもしれません。
Summary
世界の産業を支える資源の話は、遠い国の出来事のようでいて、実は仕事や技術の未来につながっています。
缶コーヒーを一口飲みながら、
今日自分が関わる仕事も、どこかの国の資源や技術の上に成り立っているんだろうな……と、少しだけ考えていた朝でした。


