出社前のカフェテリアでボス 無糖ブラックの缶コーヒーを飲みながらニュースを眺めていたとき、少し気になる話題がありました。
ロシアが中国人向けの短期滞在ビザを免除したというニュースです。これで中国人は30日以内なら観光やビジネスでビザなしでロシアに入国できるようになりました。
一見すると観光を促すだけの政策のように見えます。でも、背景を見ていくと少し違う景色が見えてきます。
どうやら、ロシアと中国の関係そのものが静かに変わっているのではないか――そんなことを考えていました。
背景
きっかけは、ウクライナ戦争です。
西側諸国がロシアに経済制裁を科したことで、ロシアは欧米との経済関係を大きく失いました。
その代わりに関係を深めたのが中国です。
貿易は急増し、両国の結びつきはここ数年でかなり強くなりました。実際、2021年と比べて中ロ貿易は大きく拡大しています。
観光の面でも同じ流れがあります。
ビザ免除によって中国からロシアへの旅行者は増え、航空便もコロナ前より大きく増えています。
メインテーマ
ただ、この関係は「対等な友好」と言えるのか。
そこに少し興味深い変化があります。
もともと中ロ関係では、ロシアが上で中国が従うような構図が長く続いていました。
ところがウクライナ戦争のあと、そのバランスが変わり始めています。
いまではむしろ、ロシアの方が中国に依存する姿が目立ってきた。
そんな指摘も出ています。
つまり「ロシアがパートナーを必要としている」という構図です。
具体的な事実
象徴的なのがエネルギーです。
ヨーロッパがロシア産エネルギーを避けるようになったことで、
中国は比較的安いロシア産天然ガスを手に入れることができるようになりました。
いまでは中国にとって、ロシアは最大の天然ガス供給国になっています。
さらに、中国は地図の表記を変えるなど、国境問題でも少しずつ主張を強めています。
それでもロシアは強く反発していません。
このあたりを見ると、両国の力関係が以前とは違ってきている空気を感じます。
Summary
国と国の関係は、ニュースの見出しよりもゆっくり変わるものかもしれません。
観光ビザのような小さな政策にも、その変化がにじむことがあります。
朝のニュースを読みながらコーヒーを飲んでいると、世界の力関係も少しずつ動いているのだなと感じます。
そんなことを考えながら、そろそろ今日の仕事に向かおうかと思っていました。


